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思い入れの強いバレンタインケーキ [スィーツ]

今年のバレンタインチョコレートケーキ。

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ふぃ~。たくさんでした~。そしてもうすでに食べちゃった方も。。。え、バレンタイン明日なんですけど~( ̄∇+ ̄)  ご自身用に買われた方が多数だったと思われますぅ。

 

このケーキ、思い入れがとっても強いケーキです。ロンドンの「ル・コルドンブルー」で製菓を習っていた時、なんておいしいチョコレートケーキなんだと驚きました。

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驚いたというのはシェフがデモで作るのを見る限り、チョコレートも、バターもたっぷりで、すんごいくどそう。「あれは甘すぎんだろ~」。しか~し、口に入れてみんなで顔を見合わせてびっくり。「なに?これ。重たくない。おいしいよ。」

かと言って軽いという表現とも違う。なぜかフォークが止まらない感じ。このケーキの名称は「Alhambla」アルハンブラという名前。スペインのお城の名前なのです。

このケーキ、実技のテストで2回作ったなぁ。ロンドンのアパートで高いチョコレートじゃなくって、シャンプーで字を書く練習したっけなぁ。できなくってねぇ。何度泣いたかな。悔し泣き。本気で勉強していた時代。現在の自分の礎になった日々。

一緒に組んで勉強していたマルガリータちゃん。フランス人のシェフと。

彼女はクラス、いや、この学年一番の腕の持ち主。そんな人と組むのはこれまたすごいプレッシャーで。しかし、人間、自身の能力より高いハードルに自分を置くことで絶対に向上できる。少なくても自分の場合はそう。常にお尻たたかれている状況に置かれないとだらけてしまう、元来怠け者だから。

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マルガリータには感謝してる。自分にも人にも厳しかった彼女。でも実技のテストのとき、マジパンで作ったバラの花びらの数が一枚少なかった私にこっそり「ジュンコ、一枚足りないよ」って教えてくれたよね。おかげさまで二人そろって合格。

ある日の採点されてる自分。毎日採点。いくらケーキがうまくできても、キッチンが汚れていたり、使った道具がしまわれていなかったら採点もしてもらえない厳しさ。緊張した顔が( ̄ー ̄; アセアセ

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今回はスペイン産のカカオ70%のチョコレートを使用。

削って削って。。。。     右は1回目のガナッシュをケーキの間と回りに。

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まるで左官屋さんのようにへらを火であぶりながらチョコレートをならしてく作業。寒いキッチンではチョコがどんどん固まってっちゃう~、、。最後に仕上げのガナッシュを上掛け。息が止まる。酸欠状態。

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バイトさんいない日はお客さんが引いてから本格的に取り掛かり、うっかりチョコレートを焦がしたり、上掛け終わったチョコケーキを落としてしまったり。。。ぎゃ~( ̄▽ ̄;)!! と悲鳴が響き渡る店内。 はぁ。。。 その日はさすがに首が痛くなり、自宅の湯船にもぐったまま眠りそうに。

でもでも、3日間ですべてのケーキが完成。発送も終了。福島から注文いただいた方も。。。崩れてないかな。

一回り大きな15センチのタイプはほぼ2倍の質量。チョコもスポンジも倍量です。

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ラッピングはいのちゃん、ひろえちゃんにお願いして、こんなにかわいらしく。

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お申し込みに間に合わなかった皆さま、ごめんなさい。

こちらのケーキ、バレンタイン以外でも作っておりますので、ぜひお試しくださいませ。

 

 

◆参加者募集中

カフェマナートレーニング 2/27(月)、3/10(土)満席、3/26(月)10時~

コラージュセラピー 2/27(月)15時~