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UK2019 ③/3  ロンドン戻ってのんびり、ありがとう○○ちゃん。 [イギリス2019]

三部作最後です。(^▽^)/


今回の旅行では、朝ごはんをつけず。食べたい時に食べたいものをおいしく食べたいから。

あれも食べとかなきゃ、せっかく来たし、、みたいなことやって、お腹がいつもいっぱいになっちゃうのは、、今回はこれはよしましょうと。

唯一この日だけ、朝食を付けました。

フルイングリッシュブレックファスト。

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ホテルを後にして、ノーリッジ大聖堂にも別れを言いに寄って、ノーリッジの駅から再びロンドンヘ。

Bye bye Norwich.

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ロンドンに向かう車中、まぁ、どこにでもいるんですが、この時は前の座席にこんなかわいい子が。

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私のほうに遊びに来てくれたり、前の座席からこっちを覗いていたり( ̄▽ ̄)  外の風景を眺めていたり。

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イギリスはロンドンの地下鉄でもワンちゃんが普通に乗ってます。

どの犬もしつけられてない子はいないお国柄。吠えたりせず、飼い主さんの言うことをちゃんと聞くので、みんな微笑ましい感じで放置です。

犬がいることが特別じゃない感じ。

通路ふさいじゃっても、皆さんまたいでおりました。

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犬を犬という生き物として理解、尊重していて、厳しくかつ、愛情いっぱいで、しつけをし、人間と共存している。

虐待、放置、外につなぎっぱなしは、通報され、飼い主から強制的に引き離され保護されることも。

この国に生まれた犬は本当に幸せだとおもう。みんな死ぬまで安心して生きる権利を与えられている。

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最後のロンドン滞在は2011年に一人旅で来たとき泊まったホテル、

The Rockwell チェックインすまして、出かけます。

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週末のロンドン市街はすごいことになっており、人ごみの中は厳しいので、ひたすらバス。そして裏道歩き。

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夜はめっきり人も減って、きれいですね。石造りの建物が雰囲気あって。

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ロンドンでの二日間はミュージカルを観ること以外何も決めていなくて、

その日になんとなく、今日はどうしようかねって、食事も行く場所も。ただ、ゆっくりしたいね、って思って。

ロンドンだけじゃなく、ノーリッジでもそんな感じだったなぁ。

ふら~ブラ~、その気分任せで自分が来たかった場所。


ロンドンの製菓学校「ル・コルドンブルー」に通っていたころ、住んでいたアパートのあたりがいいところで、

Mayfairメイフェア Marylebone メリルボーン 地区あたりを散歩しました。

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DAUNT BOOKS 芸術的な本屋さん

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かわいくて、センスのいい、そして味もいい、大好きなチョコレート屋さん

ROCOCO CHOCOLATES

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今になって気づきましたが、このチョコレート屋さんと同じ配色の服を着ていた( ̄ー ̄)

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この公園がまたまた懐かしく、思い出深い

「Hyde Park」ハイドパーク

ロンドンはびっくりするほど大きな公園がいくつもあり、気持ちよくて、犬も子供もあらゆる人の憩いの場所で、このあたりに住んでいたころは、わざわざ数駅前で降りて、この公園を1時間以上歩いて、自分のアパートまで帰ったりしたものでした。


今回も、このチェアーに腰かけてマーケットで買ったフルーツを食べながら、何もせず、ぼんやり過ごしました。

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この椅子、実は有料で、座っているとどこからか、係りのおじさんが集金にやってきます。

「一時間お願いします」と言って、170円くらいかな、お支払い。

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気持ちよかったですね。こんな贅沢な時間の使い方あるでしょうか。

せっかくイギリスにいるのに、けどいいのいいの。これがいいのだ。

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さて、次はどこに行こうか。

バスに乗って、やはりハロッズのフードコートは見ておきたい。

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お肉屋さん、おしゃれですねぇ。

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買いたいお惣菜も我慢我慢、この後ちゃんとした夕食食べたいから。

最後の夜はやはりパブでしょう。

どこのパブに行こうか。

行き当たりばったり、外からみてなんか、この店は大丈夫そうだ、ってお店に。入ってみた。

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お店の中は結構埋まってる。けど、お店のお姉さんが、テーブルを作ってくれて。

パブで働いている人はシャキシャキしていて、なんていうか、楽しそうっていうか、笑顔も素敵で、仕事できるなーって思いますが、

まぁ、そういう人がいないお店はあまりいいお店ではないのでしょうね。

おいしかったなぁ、「Bangers and Mash」ソーセージとマッシュポテトにグレイビーソース。

これ、私もお店で作りますが、イギリスのソーセージって、パリッとしていなくて、ねちっとしている感じ?それもそれでおいしくって、これ、本場で食べることできて感激。

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タワーブリッジを渡る。

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ロンドン塔と向こうに見えるのは「The SHARD」という高層ビル。2013年にできた新しいビル。

今度はあそこの展望台からロンドンの夜景を見たいなぁ。

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このころになると実はもう、気絶するほど眠い。歩きながら倒れそうだ Σ( ̄ロ ̄lll) 10時近いのかな?

ロンドンとは今夜でお別れです。この後、地下鉄とバスで、ホテルに戻りました。


帰国の朝

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奇跡のように、この旅毎日がこの青空でした。

イギリスなのに。こんなことある?

ありがとう。ありがとう。イギリス。


ホテルからの最寄り駅 EARL'S COURT駅

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ここから地下鉄でヒースロー空港まで一本。らくちんらくちん。

空港で最後に食べたイギリス料理は

なんと!クランペットがあった!!これは食べないわけないです。

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アボカドとベーコン卵の、クランペット。

大好きなプディングもあった。スティッキートフィープディング。甘いけど、アイスクリームで調和されて、

あったかくって、本当に大好き。イギリスのお菓子おいしい。

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さて、ラスクの待ってる日本に戻るぞ~

こんな思いに残る旅は何年ぶりだろうかと。。。一生のうちでも、上位に位置付けるほど、心に響く、

心に残る、いい旅でした。

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実はこの旅、ある人と一緒だったのですが、(彼女の都合でブログなどには登場できず)

大切なイギリスの旅を実行しようと決意したときに、真っ先に私を旅のお供にと

声をかけてくれたって、最初は「へ?」って思いました。

だって、18年前にちょっとイギリスで数回会った程度なのです。

日本でも連絡を取り合ったりしたこともほぼなく、数度お店に来てくれたけど(その時も驚いた、だって近くに住んでいない、結構結構すごく遠くに住んでいる人)

それもメールでさらっと、前挨拶もなく、

「J子さん、David達に会いにイギリス行きませんか?」って唐突にメールもらって

ほぼ何も考えずにすぐ、「いいよ」と返信。それが今年の初め。

彼女が今どんな仕事をして、どんな生活を送っているのか全く未知。

成田で待ち合わせするまで、そんな話もせず、必要な手続きだけ話し合って再会した。

朝ごはん食べてるあたしのもとへニッコリ歩いてきた彼女。これからの旅がすごくいいものになりそう、そう直感した。


「案外しゃべる人なんだー」が、今回の最初のプチ驚き。

イギリスで知り合って、以来、ずっと知っている人なのに、こんなに深く話をしたこともなく、どころか、

イギリスでもほとんど話をしたことがない。( ̄▽ ̄)

こんな風に話ができる人だと思わなかったし、この旅を毎日一緒に過ごして、いろんな話をして、こんな考え方する人なんだーって感心して、なんて魅力的な人なんだと、大発見。

大切なものだけを身につけている生活している感じの人。モノじゃなくて。


「J子さんが一緒に行ってくれるなら、あたし、イギリス行こうって思ったんです」

彼女にとってはイギリスの大学卒業以来の渡英。13年ぶりだとか。


私次第だったってこと?未知の私とか 笑

面白い人だねぇ。でも

うれしかった。そんな大切な思い出の地への旅に私を真っ先に思い出してくれて。


彼女のこんな発見ができたこともこの旅の大きな収穫。

まさかねぇ、18年前に知り合っただけの、あの彼女と一緒にイギリスを旅するなんて、夢にも思わなかった。

そして、私より15も年下の、この人との旅がこんなに楽しいなんて思わなかった。

不思議なもんですね。

「J子さんと来てよかった」改めて言われたわけでなく、「私もだよ、○○ちゃん。」改めて言ったわけでもなく。

日本に着いて、お別れしてから一切連絡取り合っていないけど、元気でいるっぽい。元気でいてね。○○ちゃん。

この旅を一緒にするために、18年前に出会ったのではないかと思うくらい。

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○○ちゃんとのイギリス スピリチュアル旅行

一生忘れないよ。

ありがとう。

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UK2019 ②/3 Norwich思い出をたどって~の、モリーと柚の骨 [イギリス2019]

前記事で登場したデヴィッド&マーガレット夫妻は

数年前までずっとこの町に住んでいた。

Norwich。ノーリッジ。ロンドンから北上し列車で2時間くらいの古い美しい街。

最初の海外生活も、初めてのイギリスも、ここから始まった。


私にとってはもはやイギリスの故郷みたいな所で、だから、今回の旅行では

デヴィッドとマーガレットに会うことと、ここノーリッジで、ゆっくり時間を過ごすことも目的としてきた。

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泊まったホテルは15世紀に建てられたもの


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古ければ古いほど価値があるといわれているイギリス。イギリスでは古い家のほうが新築より高いって聞いた。

地震もないし、ブリックや石造りだから、長持ちするんだと思うけれど、

何より、そこを使う人間が移り変わっても、大事に、大切に扱って住んだり使ったりしているから。


古めかしい外観とは異なって、中はなかなかシックで、すてき。

建物の構造上、この部屋にたどり着くのに、廊下を登って、曲がって、降りて、階段上って降りて

みたいな迷路チック。それも楽しい。

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部屋の窓から見える風景はこれまたいい感じの、古~い教会

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Norwich といえば、外せない一つ「Norwich cathedral ノ-リッジ大聖堂」

1000年前に建てられた

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カメラに収まりきらず ( ̄ロ ̄lll)

この大聖堂の前の広い芝生には大きなジャングルジムみたいなおもちゃ、いわゆる遊具を持ち込んで組み立てて、遊んでる親子がいました。

自由なり~(^▽^)


大聖堂に続く回廊の美しさに息をのむ。あぁ、なんという美しさでしょうか。

吸い込まれそう。

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聖堂内 厳かな雰囲気ながら、そう緊張しなくてもいい感じが、よろしい。

1000年もの間、どんな人たちがどんな思いで、この石を踏んだのか。

この石の柱に触れたのか。。と

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ステンドグラスから差し込む光。この日は晴れていたけれど、どんよりしている雰囲気も好きです。

出会う人が、働いている人が「Hello」って声かけてくれる。

いい雰囲気

だからこんな住民も

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( ̄▽ ̄)まじか

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ここに住んで自由に行き来しているそうです。名前なんだったかな?忘れちゃったけど。

どうぶつにやさしい。うれしい。

この大聖堂の敷地内にあったカフェも素敵でした。写真なぜか一枚も撮りませんでしたが。

たっぷり堪能。昔住んでいた時は、こんな風にゆっくりここを見たりしなかったなぁ。

「いつでも来られるしー、」だと、結構近場見ないんですよね。

この日の夕方と、次の日と、二回ここに来ました。好きすぎてしまったのですね。

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犬の散歩の人もちらほら
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市民の憩いの場みたいになっている広場が大聖堂の周りにあるので、
いろんな人たちが、気楽にここに来るんですね。
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もう一つNorwichで外せない場所が

「ELM HILL」という通り。

この石畳は700年以上続くそうで。

かわいい色合いのおうちやお店が並んでいるのですが、

人通りがほとんどないんですよね。

昔から。

それがいい、いいのです。

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そしてこの通りにあるカフェ&レストラン


600年前からの建物。

このお店になって60年という、年季の入りよう

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このお店との出会いって、どうだったっけ?

今みたいにネットも身近になく、たぶん歩いて偶然見つけたんだったかな。

誰かに連れてきてもらったんだっけかな。

とにかく、一目でこの雰囲気が気に入って、よく通ったものでした。

冬は暖炉の前で、キャロットケーキとか、イギリスらしい焼き菓子を食べたなぁ。

私はこういう素朴なイギリスの焼き菓子が大好きで、一緒に飲むあったかい飲み物も。。


この日はあったかい初夏の陽気。「今の季節はこの席がおすすめですよ」と言われて。

ガーデンへ。

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教会が目の前

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メニュー解読に、しばし時間を要する。

迷うなぁ。気になるものが多い。

わたしはソーセージとほうれん草のパイにしました。

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おいしかったですね。家庭料理って感じで、スィーツにも手を出したかったけれど、なかなかのボリュームで。

カフェラテがジョッキで出てくるし。(*_*;

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幸せ感じましたねぇ。。。無音といいながらも、穏やかな生活音みたいなものも聞こえて、お店の人の感じもすごくいいです。ここにまた来れてうれしかった。うれしかった。


しばしゆっくりした後、バスに乗って、もう一つの思い出の場所へ。


大木の向こうにあるドア。そこに住んでいたんです。9か月。

デヴィッド&マーガレットのおうちでした。今はほかの人が住んでます。

2階の窓が私の部屋だったなー

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この道を毎日毎日歩きました。一日片道1時間とか平気で歩いてた。

どの道もどこ歩いても、こんな地に私は生活していることがうそみたいで、なんてあたしは幸せなんでしょうと、人生はわからんもんだと、しみじみ思っていたなぁ。勉強はなかなか厳しかったけれど、

この生活が大好きだったってこと、思い出した。

ここにきて3か月くらいはそう思えなかったけど。慣れないし、話しできないし、そんなに楽しくなかったかな。こんなきれいな景色も目に入らなかった時期があった。嘘みたいで、もったいないけど。

こういう環境に子供みたいにすぐなついちゃう人もいると思うけど、私はそうでもなくって。

なかなか、自分なりに、大人なのに、寂しくシュンとする時期があったのです。うまく溶け込めない感じ。

人生そんなにトントン拍子にうまくいくわけでもなく。けれど、

どこからか、クラスが変わって、英語をしゃべれるようになってきて、コミュニケーションも積極的にとるようになり、それが自信になって、自分の表情も変わって、周りも変わってきた感じかな。付き合う相手も変わってきて。とにかく一日が長かった。充実しすぎて、一週間が今の一か月くらいに感じていた。


私の寂しさを紛らわせてくれたもの。

何より、この家には犬がいたから。(犬以外にも、猫、ハリネズミ、鳥、小動物何匹か、親せきの家には馬)

前記事にも書きましたが、モリーという黒ラブミックスがよくなついてくれて。

   18年前の写真です~ 私のベッドを占領して私は小さくなって寝てました。



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18年前 モリーとレイディ。二匹とももうこの世にはいないけど。

黒いモリーは元保護犬。この家に来て、保護犬のこと、犬との生活のこと、考えるきっかけにもなったなぁ。

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おてんばで、みんなを笑わせる、そんな犬だった。私の話もよく聞いてくれた。抱きしめるとじっとしていてくれた。真っ黒くて大きな犬。


そう、

その犬とよく散歩に来たここ。


思いっきり走って、大きな枝くわえてこっちに突進してきて。

あたしに体当たりして、いつもハッピーですって顔していて。


この時、そんなモリーの姿を見たような気がした。真っ黒いモリー。

走って止まらないモリー。

その瞬間、一気にあの頃に戻されて、あの頃の空気とにおいが戻ってきて、

涙あふれた。

なんなんでしょう、悲しいのではない、なんていうか、うれし涙なのかな。あの時に引き戻されてうれしかったのかな。

モリー。

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18年前、イギリスについたその日にここに来た。モリーとデヴィッドと。

英語が話せなくて、何も言えなくても、この景色を見たときの思いは覚えていた、、、んだ。

ここに戻ってきてそれを思い出した。

これがイギリス~、なんて広いんだろう。なんか、赤毛のアンの世界みたいだって。


あぁ、なんて気持ちのいい場所なのだ。

この旅に、柚の骨を小さな瓶に入れて持ってきていました。


ここしかないと思った。うれしくなった。

柚の骨 この木の下に撒いた。キラキラ舞った、柚の骨。


「柚、ここがね、私の大切な場所なんだよ」





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UK2019 ①/3 サクッと旅初めのロンドンから田舎町での再会 [イギリス2019]

戻ってまいりました。イギリスから。

一週間の旅でしたが、十分。そんな感じです。

昔はもっともっとって思ったかもだけど、日本に戻る、日本の生活に戻ることも楽しみだった。

一方、あと一日あればなぁ、とか、やり残したというか、行き損ねたところが少々、見たかったなぁって物を少々、残しておいたほうが、なんか、完璧よりいいなって、思ったりしました。

イギリス、今後のまたの楽しみに取っておくってことで。


今回、日本の出国から驚いたのは、出国審査も、入国審査もすべて人ではなく、機械相手。ヒースローで長ーいい列で入国審査に並んだのも過去なんですねぇ。怖い審査官と話をする必要なし。時間短縮、ストレスなし、けれどパスポートへのスタンプなし。これはちと寂しいかな。


British Airwaysで12時間ちょっと。直行便。今回正規で飛行機会社から買ったチケットが一番安かった。

でも機内エンターテイメント(映画とか、音楽とか、映像とか)がいまいちだったなぁ。暇持て余した。


ヒースローから地下鉄ピカデリーラインで一本の駅GLOUCESTER ROADで下車し、駅の真ん前のホテル

Baileys Hotel にチェックインしたのは、もう夜。このホテル、6年前にも泊まって、便利だし、古い感じがいいし、で、今回もここへ。

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ホテルに荷物おいて、散歩に出る。ヨーロッパは夏時間で、日本との時差8時間。

こんなに明るいけど、もうすぐ夜の10時。

この時期はいつまでも外が明るいから、得した気になります。

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ロンドンは路地裏が好き。

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次の朝、さわやかに起床


ロンドンは快晴。

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路地裏の

人の家見て歩くの好き。

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自然史博物館。朝ごはん食べたら来るからね~

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行ってみたかったお店がこの辺り

てくてく歩いてたどり着いた。

最寄り駅はSouth Kensington



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素敵な人が座れば素敵な一枚が撮れること間違いなし ヽ(;▽;)メンゴね〜

この店全部ピンクずくし。ピンクフェチの友達のswさんを連れて来たいと思った(๑˃̵ᴗ˂̵)

こういうお花のモチーフをめちゃめちゃ飾るのがトレンドっぽい。ロンドン。

一番いい席に通してくれた^^


サーモンとアボカドのタルティーヌ さっぱりしていて、おいしい、サーモン肉厚。おいしい!!

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朝からご飯がおいしく食べられる。体調もよろしく。

しばしゆっくりして、

さて!そろそろ、博物館オープン時間だー

「Natural History Museum」 映画「ナイトミュージアム」の舞台

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イギリスの博物館、美術館は、ほとんど、タダ。入場料なし。で入れる。こんな立派なミュージアムが、

どういうことになっているのでしょうか。ただ、入り口にお心づけ、ドネーションの箱が置いてあるので、

こちらに少し、お礼がてら、寄付します。


この写真を見て思ったんですけど、六本木ヒルズの森美術館の入り口に似てないですか~?

なんかあるのかな?

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恐竜大好物。これ声出して動いてました。地元の子供たちと嬉しそうに見とれました。

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そして、この建築が大好きで。

しばしここに立ちすくむ

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素晴らしい眺め。駅みたい。


さて、ホテルに戻り、荷物持って、目指すはLiverpool Street駅。

ここから列車に乗って「Loewstoft」に向かいます。

途中乗り換えして3時間弱の列車の旅。


18年前にホームステイしていたお父さんお母さんに会いに行くため。

お家出てからもたまに遊びに行ったり、日本からも会いに行ったので、

8年ぶりの再会になる。



実は日本を出る2日ほど前に連絡取れて、当日電話で連絡し「今から行くよー」って

パソコンも使い慣れてないだろうし、スマホも持っていない彼らとの連絡が取り合えたのはギリのセーフ。

そしてこうやって会えたのも、もうミラクル。


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この人たちのお家でステイできたから、初めての海外生活、寂しくて、英語も話せなくて、友達もいない、そんな日々からイギリス大好きになれた。

現在80歳。車で送り迎えまでしてくれて、ずーっと保護犬を飼い続け、最近新たに10歳のゆっくりわんちゃんを引き取ったそうな。

私がいた時も大きな黒ラブミックスと、中型犬がいて、特に黒ラブのモリーは私の人生で最高の犬。もう2匹ともこの世にいないけど。あの犬たちがいたから、言葉も発せない私が、寂しいだけじゃない生活に笑いをもたらせてくれた。犬はすごい。。国籍違えど、通じ合えてた。いっぱい慰めてくれた。


この海すごくないですか。

海岸線までずーーーっと草場。

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夕方、たくさんの犬たちが走り回っていました。


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サーモンではなく、タラのフィッシュパイ。


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デザートはチェリーのクランブルにトライフルケーキ

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マーガレット(お母さん)の作るご飯が美味しかったことが

今の私へのきっかけとなった。

あの頃はまさか自分がカフェを開くとは思いもしなかったが。

フィッシュパイ、コッテージパイなどの食事にクランブル、スティームドプディングなどの

イギリス料理はマーガレットから来ているものだもん。


食べるものは大事だ。今も、そしてこの先の人生をも作用する。


18年前、仕事辞めて、上を目指したくて、知り合いも誰もいないこの国へ

一人で来た。

そしてこの二人の家に9ヶ月ステイ。

生まれて初めて、他人の家に世話になる。それも国の違う、言葉も違う、

よくぞこんな世界に飛び込んだものだと、自分でもすごいことしたなって思う。

私の全てだった先代犬の柚を日本に残して一年以上日本を離れた。


デヴィッドとマーガレット夫妻。この二人のもとで生活できた私はなんて恵まれていたのかと実感してる。

質素だけど、いつもお互いの話ばかりしてる。相変わらずの仲の良さ。

簡単に言っちゃうけど、二人で笑いながらお皿洗って拭いてる姿を見たら

人生必要なものは少しでいい。

それだけでいいって

心から思った。

この家に来るといつもそう思わされる。


私の故郷みたい。

元気でまだまだいてほしい。

80歳の二人。

もう会えないかもしれない、それを覚悟して、この家を離れたわけじゃないけど、

もうお別れだ、一生の。。と思ったわけでもないけど

でも、きっと、きっともう会えない。会いに行くのもこれが最後だった。。。と思う。

それでも、今回、会いに行けたこと、

楽しい時間をたくさん過ごせたこと

マーガレットの美味しい食事を堪能できたこと。

デヴィッドと海辺を歩けたこと

何にも換えられない。

私だけの宝の時間、経験。大切にしていてよかった。

「じゃぁね」って二人と別れた。涙はなく。

今になってじんと来る。。けど生きていればわからないかもね、絶対はないもの。


さ、デヴィッド&マーガレットが住んでいた、私がステイしていた街

Norwichへ

移動します。


続く。

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