SSブログ

柚との今後 [柚&わたし]

柚との最近。

鼻腔内腫瘍の診断をされ、4度の放射線治療を終えたのが2月。そこから3ヶ月ちょっとたちました。

途中脳への浸潤が原因なのか、ある夜痙攣を起こし、体の自由が利かなくなりました。目が見えなくなり、手足も不自由になり、まっすぐ歩けなくなり。それでも、そんな状況の中でも、毎度おいしそうに柚ご飯を食べ、これまでと違ってしまった体にも適応し、柚は毎日穏やかな顔をして生活しています。

ありがたいことに17歳の誕生日も先月迎えた柚ですが、ここのところあまりよくないようです。

鼻の腫瘍が原因か、鼻が詰まって息をするのに苦しそうにし、寝床のシートが鼻で汚れるように。夜も明ける前からくしゃみをしたり、鼻を気にしたりで眠れないでいる様子。なので、病院で酸素を吸う(ネブライザー)の処置を数日に一度受けております。

そして週に一度の鍼治療。免疫力を高め、気の流れをよくし、体がとっても楽になる様子が見ていてわかる。整体も柚のがちがちな首が上がってきて、とっても調子がよくなる。あわせて施術してもらっています。

そんな生活をして入る間にもう5月も半分に。こんな穏やかな日常がずっと続けばいいのにと。。。夢のようなことを望んでしまう。

でも、腫瘍がある方の右目の周りがまた腫れてきたんですね。ここ一週間。病院での診断はやはり、腫瘍が広がっているもしくはその炎症。そして一時は回復した手足がほぼ動かなくなってしまっている。歩くことはもちろん、ブルブルブル!って首を振ると、そのままひっくり返っちゃうくらい手足が安定できなくなっている。

01db8065654e2d1aa04387a5731d62586e287f54bc.jpg

すべて想定内のことだった。意外でも何でもない。でも、柚は大丈夫なんじゃないかって、根拠のない自信みたいのがあって。

抗がん剤も、放射線ももうなにもできない。残された時間を楽にさせてあげることだけ。

012155e1beaa74fef777ca602d86642914a729de68.jpg

今日は病院の先生と、この先のことを話することになりました。この先、腫瘍がどんどん大きくなり、目が破裂してしまうかもしれない。そんな予兆が見えるようになったら、決断するのも一つの道だと。。痛み止めを与えながら、柚に苦しんでまで生きながらえてもらいたくはない。だから、私が決断しないといけない。その時を。

安楽死という選択。

これが現実なんだな~。。。ぐったりした柚を抱っこしながらどうしても涙が抑えられない私を、先生が奥の手術室に通してくれ、そこで柚と二人きりで、酸素を吸わせる作業をさせてくれた。きっと待合室で待たせないようにしてくださったんだと思う。

先生がおっしゃるには「一日一日を大切に。」「出来るだけ一緒にいてあげてください。」

私は幸いにも柚と24時間一緒にいられる。そんな仕事をしている。これはとてつもない幸せなことだと思う。柚はこうなることを見越して私にこの仕事をさせたんじゃないかって思うくらいだ。

介護を出来るってことが幸せだと今年に入ってから毎日思う。スタッフひろえちゃんも、かおちゃんもトイレの世話から寝かしつけることまで、嬉しそうに甲斐甲斐しくやってくれている。これ以上ない環境に私も柚もいるのだと実感している。

でもそんな生活もきっと終わりが来るんだな。。。柚が病気になったということを受け入れ、新しい生活になったことに慣れ、そんな生活の中で笑いがいっぱいだった。だから今日泣いたのは本当に久しぶりだった。今こうしていても、泣けてきてしまう。

駒沢の自宅の近くにあるいつもの花屋さんのお姉さんと。

01f91815ed35e1f22b05d7bb501fa993b1d2548268.jpg

おうちに来てくれるトリマーのお姉さん。

01f7b649dcf7b6672d7daaf9e0d9cebd97de65874a.jpg

み~んなにかわいがられている柚。本当に幸せな星の下に生まれてきたんだね。

スタッフひろえちゃんが描いてくれたゆずとわたし。 

image.jpg