払沢の滝 [柚&わたし]
いつかまた来たいと思っていた場所。
桧原村にある「払沢の滝」(ほっさわのたき)
18年以上ぶりになるかな。当時は東京の国立に住んでいて、このあたりにはよく車を走らせてきたものだ。
20年くらい前、最初に訪れたのも偶然。秋川渓谷あたりを走っていると「あ、滝があるよ。」 案内板を見つけ車を停めた。
静寂に包まれた場所。森の中を歩いてるかのような滝へ続く道。人工的な音はなく、自分たちの足音と、木々の葉がすれ違う音、水が流れる音。このうっそうとした空気に囚われる感覚が一瞬にして気に入ってしまった。
久々に訪れた今回、ウッドチップが敷き詰められ、美しく歩きやすい歩道になっていた。
柚をどうしても連れてきたかった。
私は突然、どこかに行きたくなる。一度そう思うと、決行しないと気がすまない。今回も、仕事の帰り道、自転車を走らせながら、「あ!!払沢の滝に行きたい!!行く!」。
私にとって思い入れの強い場所。柚がまだこの世に存在しないころ、旦那さんとよく訪れた。いつも楽しかった。
それから17年も来ることが出来なかった。なのになぜかたまらなく来たいと思った。来週じゃダメ。絶対今週じゃないとダメだって。
「きっと呼ばれているんだよ。行ったらわかるよ。」ってある人は言ってくれた。
友達も一緒に同じ道をてくてく歩く。相変わらず人気(ひとけ)がなくって、私たちだけの貸切の場所みたい。
決してダイナミックな滝ではないけれど、なんて魅力的なんだろ。
ここに何時間でもいられる。いたい。
流れ落ちる水しぶきの音にも包み込まれるような心地よさ。あぁ、来てよかった。「来させてくれてありがとう」と御礼を言う。
柚の鼻先に水をかけてあげる。冷たくってちょっとびっくりしたかな。
精霊が宿っている。。まるでそんなそんなような、何とも幻想的。
ここを離れるのが惜しいとばかり、2時間近くいたのではないか。滝を眺めて、ひんやりした空気の中で。何もしない贅沢。
今度は秋に来よう。来るからね。
おひるごはんは「四季の里」で。舞茸のてんぷら定食に、揚げ出し豆腐を追加で頼んだ。こんなにすごい量の舞茸。一パック分よりある。
相当おなかいっぱいになりますんで、おなかを十分に空かしてからがよろしいかと。ちなみに営業時間14時半までです。