クリスマスウィークとクリスマスの奇跡 [柚&わたし]
クリスマスウィークも瞬く間に過ぎていきました。
とってもとっても、充実した一週間でした。
今年のクリスマスケーキはこんな感じで。
わんこケーキもたくさんオーダーいただきました。
チキンディナーと合わせてもう狂いそうでした~
そしてディナーにお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
クリスマスチキンの写真なんて全然撮る暇もなく、以下数枚のみ。
最終日25日のディナーの準備中。
お土産のツリー型レモンケーキと、ローストには欠かせないヨークシャープディング。
もう何羽焼いたんだか、数えておりませんが、80名以上のディナーの用意をした模様です。
びっくりする数字です。そんなにいらしたのですか!!!!
ここ数年で一番忙しかった。気がします。初めて参加された方も、二度いらした方も、なんだか少し新鮮な感じがした今年でした。
そんな私たちにたくさんのクリスマスプレゼントいただきました。
皆さん、本当にありがとう。ほかにも差し入れや、なんやらまで、写真撮らずに食べちゃいました~ごちそうさま。来ていただけるだけでもうれしく感謝ですのに、ほんと、ほんと、すいません、ありがとうございます。
そんな中、はーちゃん9歳の誕生日もあったり。
おめでとう、9歳。 初めてママという存在を手に入れて一年たったね。ラスクと同じ。
そんな一週間のある日、不思議な出来事が。
ある夜のディナータイム。数年ずっと来てくださっている常連のNさん。彼女のバースディディナーも兼ねていたのですが、宴もたけなわになった頃、そのNさんの様子がおかしい。
一人椅子の下を見ながら、店内を見回し、何度か首をかしげている。
「どうしたの?」「何?」とみんな。
Nさん、「あれ~?なんかいない?下に。さっきから、いるんだけど」と、店内のワンコを確認する。
一人フリーになってるラスクはNさんの向かいの席にいる。ずっと。つまり、どの犬もだれも、Nさんが座っている椅子の下にはいない。
「いや、さっきから、蹴られるんだけど」
酔っぱらってるんじゃないの~ とか、 おかしなこと言って~ なんて最初はいってたんだけど、その中の誰かが
「それ、柚ちゃんじゃない??」と。みんなで「あ~、そうか~、柚なら来そう。きっと来たんだ~」と。
亡くなった柚が大好きなNさんの誕生日に現れたってこと??
その後も「あ!!またけられた!!絶対にいる!!」とNさん。
それから柚の思い出話が始まって、柚はよくNさんの下にいたり、おなかに乗っていたりしていたから。。。
ばからしいお話かもしれないけど、なんかそんないたずら好きな柚がやってきた気がしました。
不思議なことはまだあって、彼女たちが来る前、葛根湯飲もうかってくらい寒気がして、疲れからか、すごくだるくて、困ったなぁっと思っていたのですが、気づくと、疲れも寒気も眠気もすべて吹っ飛ぶどころか、まるで即効性のある強力栄養剤を飲んだかのよう。自分でも自分の体が不思議だった。
そして、仕事終わり、11時半も回った夜中にラスクを前かごに、自転車で帰宅する途中、背中がすごく熱くなったのでした。
柚が亡くなったころ、帰るときいつも背中がすんごく熱くなって、それって私が寂しくならないように柚がそうしていたように勝手に思っているのですが、ラスクが来てからは全くその現象がなくなったのでした。
それがその夜に限ってまた起こったのです。
実は、柚が亡くなってから、大好きだったクリスマスが辛くなっていたのでした。柚の癌が進行し始めたのがちょうどクリスマスの時期。治療もできず、苦しく心配な気持ちを抱えながら、クリスマスディナーの忙しい日々を心ではいっぱい泣きそうになりながら、やり過ごしていました。
そのころの感覚がどうしても蘇ってきて。
でも、この日、あの柚が現れたのだとしたら、楽しくてしょうがなくて来たのでしょう。そして、私にこう言ったんじゃないかって。
「準ちゃん、クリスマスは楽しいものだよ。わたしは、クリスマスがずっとずっと大好きだったよ。病気になってからも、楽しかったんだから。だから、悲しまなくっていいんだよ。」
あたしへのクリスマスプレゼントかな。そう思うと、クリスマスまた楽しんでいける気がしました。
柚~、たまにそうやってやって来るのかな。私の気持ちを修正しに。
メリークリスマス、柚。