もう二か月, そして49日 [ラスク&わたし]
桜の季節に
犬がいないって、25年ぶりだなってことに気づいた。
寂しかろうが、悲しかろうが、桜はきれいに咲くなぁと。
毎日通る道の桜も、
今朝、道すがらみた、日体大の入学式にも舞い散る桜の花びらが本当にきれいだった。
みんなキラキラしてる。
おめでとうって思いで、見ず知らずの皆さんを眺めた。
毎年先代の柚と、そして、ラスクと去年まで見ていた普通の景色。
季節の変わり目、特に春は、それが如実に浮かび上がる。
この校門の前で写真撮ったなぁ。
ラスクが乗らなくなった自転車は、とっても軽くて、
仕事場の行きも帰りも、軽快になった。
ラスクがいないから、仕事帰りに、スーパーに寄ったり、
疲れた体をメンテしてもらいに、鍼に行ったりすることができる。
でも、やっぱり、
自転車が重くても
寄り道ができるようになっても
ラスクがいた不便さのほうがいいな。
ラスクがいなくなってもう二か月になる。
その間、ありがたいことに、お花が途絶えることなく、
一時は、ラスク博物館みたいになった。
こんなに一堂に花が集まるのは
先代の柚が亡くなったとき以来。
こんなことって、一生にほとんどないこと。
だから、大切に、大切に、
花たちに囲まれる
主がいなくなった、この一角を
うれしく眺めていました。
ラスクがいなくなってから、
毎週友達が私を連れだしてくれたり、
会社帰りに家の近くまで寄ってくれたり、
寂しい思いをしないようにって、一人にならないようにって。
けれど、きっと、お互い本当に寂しくて、
一緒に居あえることが、慰めだけではなくて、前向きになれる、上を向けるそんなかんじなのかな。
誰かが落ち込みそうになると、誰かがいいことを言って、クスッとしたり、ほっとしたり。
ありがたい
映画を見たり、初めて行くレストランとか
NYにでもいるような気持になる。
天王洲の運河を目の前に座る最高の席。
このデッキ、ラッちゃん走らせたいねー!!って言いながら。
けどきっと走ったら、戻ってこないねー!!困るねー!
日比谷の素敵なフレンチカフェ
予約とるの大変だったでしょうに。
おかげで毎週の休日が本当に楽しくて。
ラッちゃんの話、自分たちの亡き犬の話
あの時の自分の気持ち、
なぜか覚えていない、大切なごく最近だったはずの記憶
大事だから、飛んじゃったんだね。
こういう思いと時間を共有できる友達がいることが、
自分が孤独にならずに済んでることが、
ラスクから私に残してくれた最大のプレゼントだったと思う。
そうなんだね、ラッちゃん。
笑ってほしいもんね。いつもね。
ラスクが病気になってから、ともに戦ってきた同士のようなそんな存在
泣くばっかりでなくいられた
ラスク頑張ってる時も、そのあとも。
ラスクの火葬から間もない休日は
みんなで我が家で手巻き寿司食べて
夜中までいっぱいの時間を過ごして
ひと月目の命日には
ラスクが最後の時を迎える時、
火葬の後、
みんなで寄った、ロイヤルホストへ。
あえて。
ほぼ来たことがなかった近所のロイホですが、
ある意味、思い出深い店になってしまった。
そして四十九日には
なにしよう、どこ行こう、と考えたけど、
ふっと、ほんとうに、ふっと、
「あ!!ディズニーシー!!いきたい!!」
自分もですが、ラスクがきっと行きたい場所っぽい。
骨のかけらをもって
早朝から並んで
みんなもう、何年振りとか、何十年ぶりとか、言っちゃってるし。
久しぶりのシーはたのしい。
なんか、お値段も、ファストパス制度も変わっていて( ̄▽ ̄;)
それでも、乗りたい観たいものは全部できたし。
タワーオブテラーと、センターオブジアースはさすがの絶叫ぶりで。
早朝から閉園まで。
天気にも恵まれ、閉園までたっぷり堪能。
ラスクと柚の骨のかけら。
そっと土の上に置いてきました。
ラッちゃんありがとう。
49日はラッちゃん感謝デーになったよ。
一日遊んで、現実離れしたこの場所で、
思いっきりはしゃげたよ。
ラッちゃんが私に、行きたいって言ったとしか思えないのよ~
また行きたくなったら、伝えてねぇ、ラッちゃん。
そんな感じで、二か月が過ぎようと、
桜の季節も終わろうと。
去年の今頃
一緒にドライブしたとき
自撮りのカメラを見る犬でした~( ̄∇ ̄;)
大分にて。
2023-04-03 18:27
コメント(0)