ラフママ服とスタバができたよ。 [柚&わたし]
ラスクの変化と肉づくし。 [柚&わたし]
7歳になったラスクとの生活&V6よろしく。 [柚&わたし]
ご報告。 [柚&わたし]
一時預かりで、大阪のシェルターからやってきた6歳のラスク。
彼と出会って一ヶ月。
皆様の予想通り、ご期待通り、うちのワンコになりました。正式に。
「脳天のつむじがチャームポイントです」って里親募集中のページに載っていた。
そのページからラスクが消えた。嬉しかった。
ラスクが預けられていた保護団体は「ARKアニマルレヒュージ関西」。
何かボランティアできないかな~って東京近郊の保護団体をネットで探していた。里親になる以外のお手伝い。
目に留まったのがARKだった。きっとARKの本を持っていたからかな。そこには一時預かりというボランティアが。
ARKは東京にシェルターを持っていない。本部のある大阪のシェルターから東京に来るには一時預かりさんが必要で、それがとても足りていないと。
申し込みフォームに記入し送信する。犬種は何でもよし。出来れば無駄吠えが厳しくない犬で。お店やってるんで。そのことだけ付け加えた。本当は「ダックス以外で」って書きたかったけど、、、ボランティアなのにそんなこと言っちゃだめだよなって思って控えた。
すぐにARKから一時預かりの要請が。「ダックスなんですけれど。。もしお辛いようでしたらお断りしてください」と。
ARKには柚との経緯を記入して伝えていた。半年間癌で闘病したダックスを6月に亡くしましたと。
ダックスかぁ~。( ̄ロ ̄lll)、、、、。。柚とおんなじ犬種はちょっと辛い。でもなぁ、飼うわけじゃないし、預かるだけなら。。。いいか。。。
引き受けた。
実は当初来るはずのワンコはラスクじゃない女の子のダックスだった。それが東京に来る5日前に里親が決まったってことで、代替??でラスクが来ることに。
男の子だし、ちょっとでかいし、実は戸惑った。だいじょうぶかな??って。でも、スタッフさんが連れてきてくれたラスクというその犬は、、、
本当に可愛かった。
お店の中にお客さん含めいろんな人たちがいたのに、真っ先に私に飛びついてきた。その初日から、わかるのか、私の傍から離れない。犬ってすごいね。
可愛いラスク。でも、 本気で好きになっちゃいけない。だって、飼えないもん。。。この子に新しいおうちを見つけるまでのお付き合い。
でも、本音はね、、、違ったんだよね。それを友達に指摘された。「預かりなんだよ、里親募集なんだよ」ってラスクを連れている私に開口一番、「なに無理して預かるとか言っちゃってんの??」って。「本当は一緒にいたいくせに」って。
「そんなことないよ、違うよ。」っていう私に言った彼女の一言
「だってさ、ラスクがいなくなったら寂しいと思わない??」
ラスクを預かってまだ数日の出来事。
無理して自分の本音に背を向けていたけれど、本当は彼女の言うとおりだったようです。「また見送ったり、泣いたりするよ。でもね、それ以上に楽しいことの方が大きいよ」「きっと柚が選んで連れてきたんだよ」。背中を押してもらった。
また失う辛さを経験する不安よりも、この犬と一緒にいたい。
ラスクの里親になりたい。
そう自分で自分の気持ちを認めると、不安になってきた。誰かが先に名乗り出ていたらどうしよう、もっといい条件の人が名乗り出ていたら。。。きちんと契約を交わすまで寝るに寝れない日が再び来た。里親になるための手続きを踏み。。。許可が出た。
契約の日、ARKから預かっていたラスクの首輪、ハーネスをはずした。ARKにお返しするために。感無量な瞬間だった。
ARKのスタッフさんがとても喜んでくれた。私にラスクの里親になってもらえてありがとうございますと。
ラスクという名前はシェルターに保護されてからつけられた新しい名前らしい。名前変えても良いですよって言われたけれど、ラスクはラスクっぽくってそのままの名前にすることにした。
誕生日は10月31日に決めた。なんとなくぴんときたから。私の誕生日も10月だけど、同じ日にするのはぴんと来なかった。
来たころのラスクはよく自分の足を舐めていた。真っ赤になって、血がにじんでいた。そうやっていたのかなぁ、ストレスから来る困った癖が抜けないでいたようだった。ワセリンを塗って、もう舐めないようにってなだめていたけれど、いつの間にかその癖がなくなっていた。
そして、ある日から突然はじめたこと。スタッフルームのドアで待ってるラスク。この部屋にはトイレがある。柚が使っていたトイレ。柚はよくこうやって、「このドア開けて」って誰かがドアを開けてくれるのを待っていた。
それと同じことをラスクがしだした。びっくりした。
柚と同じようにトイレに走って、用をたす。その後嬉しそうにキッチンに走り、ごほうびのジャーキーをもらう。柚がず~っとそうやっていたことを、ラスクがやっている。
「柚ちゃんが教えてくれたんだよ」。
ラスクとず~っと一緒にいるような気がする。
柚の存在を上書きするのがいやだった。それも新しく犬を飼いたくなかった理由のひとつ。
それが、違うんだな。今の状況は。似た風貌だけど、中身はまったく違う2匹。
ラスクが大好きだ。愛してるよって抱きしめる。そんな時、柚に悪いとか思わない。ちっとも。
ラスクに「柚!」って言ってしまうときがよくある。でも、ラスクに悪いって思わない。
柚にもラスクにも気兼ねしないでいられる。そんな感じ。
ラスクが柚とぜんぜん違うからってがっかりしない。柚はっこうだったのに。。。って思わない。
柚はなんていうのかな、ず~っと私たちの横にしっかり存在していて、ラスクと嬉しそうにいる私の頭を撫でてくれているような感覚。
「準ちゃんよかったね。それでいいんだよ。」
「大丈夫だよって言ったでしょ」って。
あるお客さんに言われた。
「犬は生まれ変わることはないけれど、導くことはするそうです」って。
「ラスクがうちのワンコになりました。」 そう報告すると、皆さん本当に喜んでくれる。泣かれる方も何人か。うれしいな。
歓迎してくださり、一緒に喜んでくださり、ありがとう。
どうか、よろしく。
いつも温かく見守ってくださり、、本当に。ありがとうございます。
かざみちゃんと、バッグトレーニング [柚&わたし]
ラスクを預かって10日ほど経ちました。
緊張感もほどけてきて、悪さをするように( ̄∇ ̄;)
お客さんとも仲良く。
そんな中、バルセロナから元スタッフかざみちゃんが日本のバカンス途中に来てくれた。
柚をこよなく愛してくれ、去年も一緒に遊んでくれた。柚の写真を見て、お店の中に柚の気配を思い出して、顔をくしゃくしゃにして泣き出すかざみちゃん。さびしいさびしい。。。。
柚と。去年の夏の写真。かざみちゃんがスペインに帰る前の日。この数ヵ月後に病気になるなんて、なんにも疑っていなかった。
そんな柚に良く似たラスクがここに居るという不思議な出来事。みんなが笑顔。
会いに来てくれてありがとう。
昨日の休みの日はバッグトレーニングをしました。
ラスクをバッグに入れて、バスに乗る。
実は、バスもタクシーも、柚が居なくなってから乗れなかった。乗ることが出来なかった。病気になってからは公共機関を使うことが多くなり、特にバスやタクシーは良く利用していたから。そんな柚との頃を思い出してしまうので、出来ていなかった出来事のひとつ。
ラスクが居ることで私自身のトレーニングにもなった。だからラスクと一緒にトレーニング。
バッグに入れたラスクも、犬の身の回りのものも持って出たのに、財布忘れたことをバスに乗ってから気づく。それも一銭もない。カードすら持っていない。仕方ないので二子玉川まで乗って、また家に戻って出直すという、ある意味強化トレーニング。
柚と一緒に乗った路線。窓からの懐かしい風景を眺めながら「あぁ、ここで降りたな」「このバス停で雪の中柚を抱っこして待っていたな」。ラスクが居たからそんな風に思い出すことが出来た。さびしい思いをラスクが少し吸い取ってくれているような気分。涙は出るけれど、でも、ちょっと違う。
バッグも問題なしのラスク。よく出来た子だ。
夜はカフェトレーニングって、自分のお酒に付き添いさせただけだけど。ここでもリラックス。
もうひとつ、ラスクが来てできたこと。お風呂につかること。柚が居なくなり、入浴中パニック症状みたいになってしまったあの日から、怖くてお風呂につかれなかった。それが、今は問題なく。
柚がよこしたんだろうな。ラスクを。
◆9月21日(月)お休みします。22日(火)営業します。
◆9月23日(水 祝) 17時半よりおつまみビュッフェです。⇒満席
準備のため、お食事メニューは14時半までです。その後はドリンク、スィーツのみのご提供で16時半までの営業です。
こんにちは。ラスクです。 [柚&わたし]
ラスク、男子、6歳、健康。
里親さんが見つかるまでの一時預かり。
ラスクは私と一緒に生活してます。
大阪のシェルターからやってきたラスク。私との生活も3日目。お店にも出勤し、控えめながら看板犬らしく振舞い、お客さんにかわいがられています。
東京での里親会からお店にボランティアさんが連れてきてくれました。ボランティアさんとも一日も一緒にいないはずなのに、彼女が帰ると追っかけていき、入り口のガラスのドアをがりがりしてました。
そして今は私からぴったり離れません。「もう置いていかれるのはいやだ」とでも思っているみたいです。
きっと保護されて以来、優しい人との別れを幾度も経験し、定住の地がないままここまできたんだろうなぁと思うと、切なくなります。
すぐにおなかを出して笑って見せる態度とか、悪い言い方をすると、頑張って媚びた態度を見せて、そうしないと、また見放されてしまうとでも考えているのかのように。。。
野犬でもない限り、犬は人に飼ってもらわないと生きていけないもの。だから生きる術をちゃんとわかっていて、気に入ってもらえるように、そうしているところもあるんじゃないだろうか。
こんなにいい子なのにな。。。何があったんだろうな。。。彼の顔を見ては、勝手に彼の過去を想像し、やさしい穏やかな笑顔の奥にどれだけの不安な気持ちを抱えているのだろうと思うと、泣けてきます。ほんとうに。
こうやって、すぐひっくり返って、前足をちょうだいちょうだいする。かまってかまってって言ってるのかな。
初日はトイレもせず、どうしたものかと思ったけど、二日目には自分からトイレシートに行って、きちんとトイレしてます。緊張感取れてきたのかな。
自宅ではなぜかソファーが大好き。柚には決して上れなかったソファーにぽーん!!って簡単に上っちゃいます。
不思議なことにね、この子柚に似てる。大きさも、性別も、性格もまったく違うけど、目が似てる。私が選んだわけじゃないのに、この子が来ちゃった。
何かしたくて、犬にかかわる何か。ボランティアを探し始めたのがごく最近。何か出来ないかな。新しく犬を飼うことじゃない何か。何かしないと耐えられなくって。柚を失って3ヶ月たったけど、喪失感は決して和らがず、正直、一番辛い時期だったかも。
そこで見つけた「一時預かり」というボランティア。その存在は知っていたけど、柚といた当時には自分に結び付けて考えたことなんてなかった。
こんな気持ちで出来るのかな、一時預かりとはいえ、簡単に出来ることじゃない。丸一日頭がいたくなるほど考えて、申し込んだら、すぐにメールがきて、私がオッケーなら大阪から連れてくると。 ダックスはいやだなぁ~って思っていたけど、その子は同じダックスで。
柚が私にそうさせたんだろうなぁ。。。。
ラスクを選んだのも柚で、「あの人かわいそうだから元気付けてあげて」って送り込んだんじゃなかろうか。って。私には「この子かわいそうだから面倒見てあげて」って。勝手にそう思って、確信してしまったりしてる。
しか~し、柚より、まじ、手がかからない。(≧∇≦) でかいけど。
散歩しても引っ張らず、ちゃんと付いて歩く。穏やかで、静か。自転車のかごの中でもじっとしてるし。柚め、何度かごから落ちたかね。やつはバッグに入れてもその網、何度か突き破ってるし( ̄∇ ̄;)
まだ猫かぶってるところがあるにしても、柚が猫型で、ラスクは犬型。
柚はラスクみたいな思いを一度もすることなく17年という一生を遂げた。私や自分のおかれている生活に絶大なる信頼感があり、私と離れていても、どこかに預けられても、へっちゃらへ~って顔して嬉しそうに出かけていった。迎えにいった私に「もう来たの?」的な顔を見せて、わたしを寂しくさせたものだ( ̄_ ̄|||) そこがまたよかったんだけどね~。
ラスクはこれからこれから。今からきっと幸せになる。
里親募集中です
。。。。が、情が移ってきてるよねぇ。。。感情移入しないようにしようって努力してんだけど。
◆9月21日(月)お休みします。22日(火)営業します。
◆9月23日(水 祝) 17時半よりおつまみビュッフェです。
準備のため、通常お食事メニューは14時半までです。その後はドリンク、スィーツのみのご提供です。
49日目。 [柚&わたし]
今週の月曜日。
柚が亡くなってちょうど7週間目。いわゆる四十九日でした。
犬にもそれが当てはまるんだとしたら、とうとうあっちの世界に行っちゃったんだなぁ。。
朝、スタッフかおちゃんに話したら「柚は決まりごと嫌いだから、当てはまらないです。」と一蹴された (≧∇≦)
7週間。う~ん、長かったんだか、どうだったんだか。。。
これまで、泣かなかった日は一日もないけど、笑わなかった日も一日もなくて。
少しずつの変化といえば、寂しさを紛らわすってことをしなくなってきたことかな。そのまま。さびしくって、悲しくなって、泣きたくなったら。。。そのままでいる。そんな感じ。叫びながら泣くこともある。未だに。
変わってきたこと。
最近思い出す柚は病気になる前の、元気でおきゃんな柚。亡くなった当初は病気の姿ばかり思い出していたのに。
なんでだろ。本音はきっと、やはりあの半年間は辛くて苦しかったんだと思う。辛いことばかりじゃない、楽しい時間も、幸せな思いも感じていたけれど。でも、、、
本当は苦しかったんだって、そんな自分自身の正直な気持ちを認めてきているのかも。
元気なころの柚。嬉しそうにカッパを着て、おとなしくビニール袋を被せられて。これが一番濡れない方法なんだよと、カッパ隊2号は文句も言わず、自転車のかごに乗っかってました。
この姿で雪の中自転車ごとすっ転んで、柚が飛んでいったこともあったっけね。真っ暗で真っ白な夜道でお互い雪まみれになって大笑いしたけどヾ(≧▽≦)ノギャハハ
試合中のテニスコートに入って、そのボールくわえてきちゃう柚とか、呼ぶと余計に向こうに行っちゃう柚とか、雨漏りした水溜りの水を飲んでる柚とか、お隣りのベランダに勝手に遊びに行って粗相して帰ってくる柚とか、「うるせ~」ってふてくされた顔してめんどくさそーに付いて来る柚とか。
道に落ちてるエビフライをくわえながら歩いていたときもあった。いちいち笑かしてくれた。
白いご飯を食べるのがへたくそだったり、物思いに耽っていたり。
自分のテリトリーを大切にする犬だった。だから、お店の中でも、おうちの中でも柚と私は別の場所に居て。それでも私がどこに居るのかは確認しないと心配らしく、居場所確認するとあっちに行っちゃって。
けど、唯一寝る時間になるとなんとなく二人で寝室に集合し(笑)、くっついて寝ては暑くなって背中を向けあって眠る。病気になる前の去年の12月いっぱいまではそんな日常な毎晩。
3月に逝ったデュークと。二匹で申し合わせたかのようにいなくなった。
亡くなる日、悲しすぎて無理やり目の前からなくそうと、柚のものを捨てにかかってしまった。で、捨て忘れちゃったこれ。
歯磨きセット。
歯磨きだけは365日欠かさずやっていた。柚も好きじゃなかったと思うけど、抵抗もせず、されるがままに。おかげで17歳で全部の歯が健在だったのが自慢の一つ。大型犬のおやつもバリバリ食べてたもん。
会いたいな。会いたいよ。
あの温泉饅頭みたいなかわいい手。ぷにゅぷにゅした柔らかい肉球をさわりたい。
あの柔らかい毛をなでたい。眠くなるとあったかくなる耳たぶにキスしたい。
離れていても、私が泣いているとすぐに察知し、走って近寄ってきて涙をいつまでもなめてくれた。
そんな犬だった。
「大丈夫?大丈夫だからねっ」て。
前世で柚と一緒だったとしたら、柚は私のお姉さんか、しっかりした友達だったか。今世でもそんな風な間柄だった。
人間の私をいつも心配そうに見ていた。泣いていても、もう飛んで来てくれないけど。
あっちでもそう言ってくれてるかな。
「大丈夫だよ、大丈夫だからね」って。
おつまみビュッフェやります & ひとつき。 [柚&わたし]
おつまみビュッフェ開催します♪♪
夏の夜、冷たいドリンクと、夏らしいお食事を愉しみませんか?
飲み物はビール、ワイン、スパークリング、ジントニック、その他カクテル、ソフトドリンク
おつまみは目にもおなかにもおいしい数々。
おつまみとはいえ、おなかいっぱいになりますから、心配ご無用です ヾ(@~▽~@)ノ
7月18日土曜日 ディナータイム(6時くらい)
ドリンク2杯とビュッフェスタイルのお食事
3920円 ドリンク2杯目以降は一杯500円
ご予約なしでも大丈夫です。もちろんご予約もお受けします。
03-3705-5444 cafecrumpets@gmail.com
皆様のお越しをお待ちしています。
※7月18日のディナータイムはこちらのビュッフェのみとなります。通常メニューのみのご利用は出来ません。
愛犬柚が亡くなった6月2日から一月が経ちました。
友達、スタッフに支えられた一ヶ月。
夕ご飯に呼んでくれたり、街に連れ出してくれたり、ご飯食べに来てくれたり。
そしてお客さんにも。。。優しく温かく見守っていただいてます。
そんな毎日、何とか気を紛らわすことを意識して、過ごしているような感じ。
そうしているうちに今現在が現実なんだなぁって事がはっきりとしてきたような感じ。
一ヶ月目の昨夜は仕事帰り、友達と新しいお店を開拓しに行きました。
松陰神社あたりで。
不思議な居酒屋で、風変わりな店主さんの作るおつまみ
なんちゃってちび柚も一緒に。
犬がいなくなったんではなくて、柚がいなくなったから。
だから新しい柚は居ないわけで。
しばらくこのまま、多分ずっとこのままいようって思う。
私は元気で楽しくやってるよ、柚。たまに泣くけどね。それぐらい許してよね。やっぱ寂しいもん。
コラージュセラピー参加者募集 と三人組 [柚&わたし]
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みんなで食べた夕ご飯。柚最後の出勤日の日曜日。三人と一匹のいつもの夕ご飯。
それからの自分と柚の気配 [柚&わたし]
愛犬を失った悲しみを背負った人はどうやって現在を生きているんだろう。。。。
今年になってそんなことをすごく知りたいって思ってた。近い未来の私がどうしているのか、どんな風に毎日を過ごしているのか、乗り越えることなんてできるんだろうか。経験者の方の話を聞きたかった。
この仕事を始めて10年間、私の旅行は別として、毎日欠かさず柚と一緒に通勤して来た。雨の日も台風の日も。病になった今年に入ってからも毎日一緒に来た。最後の日曜日まで。一日も欠かさず。これはもう奇跡に近いことなんじゃないだろうか。3500日。そんな柚がぱたっといなくなった。そうなってもうすぐ二週間。
結論。元気でいます。おなかもすきます。
でも本当は、いっ時だけおかしくなりました。柚が亡くなった翌日、お葬式のあと、疲れ果て、お風呂に入った途端、一気に悲しみという物体が襲ってきました。悲しみと認識しない得体の知れないもの。
頭の中に黒い雲が押し寄せてきて、呼吸が困難になり、息をしようとベランダに出るも、今度は部屋に入れなくなる。柚を思い出して辛くなったんでもなんでもなく、勝手に体がそうなってしまった。このまま死んでしまうのかと、自分の心と体が別々になってしまった感覚だった。あれは怖かった。本当に怖かった。生まれて始めてあんな風になった。柚のことですることが一つも無くなってしまったことを自覚し、強大な喪失感を一気に味わって頭と心臓をかきむしりたくなるような気持ち。。幸い、助けを求めた友達との電話で常軌を逸することなく、元に戻してもらえた。
次の日から仕事に出た。多くの人たちが柚を喜ばせようとお店に来てくれる毎日。「柚に会いに来たよ〜(^○^)」って。忙しく嬉しい日々。柚が一番喜んでくれてる展開。「柚が大喜びしてる」。そして私自身、お店に出ることでリハビリになっているようだった。黒い雲もあれ以来、来なかった。
亡くなった6月2日の火曜日からの一週間後。その日が来るのがなんていうのかな、その日を迎えるのが最後の難関のような。。。まるで見たくないものを見なきゃいけないような、気が重い感じ。
そして、一週間後の火曜日。「今日かぁ。。。。」
友達が私を外に連れ出してくれた。待ち合わせ場所に向かうため、外に出た。柚なしで出かけるなんてどんだけぶりだろう。地下鉄のホームを歩く。すると、またもや。。あぁ、どうしよう。。息苦しい。めまいがする。地上に出ようか。。。。だめだ、そんなことしたら一生電車に乗れなくなる。。。何とかしなくては。なんとか。。。で、スマホの中の、今日行くお店の画像を夢中で見た。無理やりその画面に自分を釘付けにした。助けて。乗り越えさせて。。。。す~っと楽になった。途中下車することなく、待ち合わせ場所で笑顔で待つ友達に会えた。
食事をし、プラプラ店を回る。柚が亡くなった夕刻が近づいてくるけれど、時計を見れなかった。でも、本当は気になる。行く店行く店で時計を探すけれど、みつけられなかった。このまま知らんぷりして過ごそうかとも思ったけど、、やはり気になる。勇気を出して友達に聞いた。
「今何時??」
彼女の腕時計が指していた時刻は5時20分くらいだった。動物的感かってくらいに、ぴたりその時間だった。一週間前のその時間。そして、そのときと同じように友達が私の傍にいてくれる。同じ寂しさを痛感しながら。
彼女が言う。「寂しさは変わらない。ただ寂しいってことに慣れて行くだけ」
一週間たった。一週間を乗り切った。 私はもう大丈夫。。。だと思う。
次の日、久しぶりにアイメークをした。アイラインして、マスカラして。それまでは涙で大変な顔になっちゃうからと、していなかったこと。もう化粧が落ちて不細工になることはないだろう。。今日からは。って思いで。
柚の気配は感じません。まったく。でもね、柚がいなくなって大きな穴がぽっかり空いたような空虚感がないのです。目で見える柚がいないことは確かだけど、わたしのいる場所の空気感が全然変わらない。それはスタッフの二人も、お客さんにも言われること。一番寂しいであろう夜の帰り道。真っ暗なお店を後にし、自転車をこいで、真っ暗い家に帰る。きっと一人で居ることが一番きついシチュエーションのはず。なのに、そんな帰り道が寂しいとか、泣いたことが一度もないんですね。柚の気配は感じないけれど、寂しく心細くないってことが、それ自体がもう柚の気配なんじゃないかと。私自身の一番弱いところを知っている柚のなせる技。
心細くならないようにしてくれてる。それがきっと柚の気配。
今は随分と穏やかな気持ちで過ごしているんだなぁと思います。日が経つごとに思うのは、柚が生きていた時の方が辛かったんじゃないかってこと。命の期限を与えられ、それに向かって悪くなる症状を都度、これでもかと認識し、特に最後の2週間は「もうすぐいなくなる柚」という確信に近い思いで一緒に過ごした。一緒にいられることは確かに幸せだった。でも常にあった、「柚を失う恐怖」が。毎日毎日。
今はそれがない。失うという恐怖が。
寂しさという痛みは私だけにあるんじゃない。私のそばに、柚のそばにいてくれたみんなが同じ痛みを持っている。寂しさという悲しみを痛感している。それにプラス私を元気付けるという辛く疲れる思いをさせてしまったのも事実。でもね、あなたたちのおかげで私は生き延び、孤独という不安を感じずに来れたのです。助けられました。最大のピンチを救ってくれてありがとう。
病気になってからの半年間が数年に思える。元気だった柚が遠い昔のことのように感じる。柚と暮らしたことさえも一年以上も前の気がする。時間の感覚がおかしい。幸せだったけど悲しかったことを昔の出来事にしたいのかも。
長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございます。
しばらく活字を読むのも書くのもしんどい時がありましたが、ここ2日くらいからそれがなくなり。