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新生柚との旅行 [柚&わたし]

年末年始は柚の病気が発症し、実家への帰省もキャンセルせざるを得なかったので、春休みはどうしても柚と一緒に旅行がしたかった。

今度でいいや、なんてありえない。もうこれが最後かもって思いで日々を生きていると、過ぎ行く一つ一つの時間がどれももったいなく思える。

Yukaさんのブログで紹介されていた伊豆の「ウブドの森」。素敵だなぁと思って、行けるかどうかわからない柚の病状のときに予約しちゃった。行けなきゃ行けないでいいや。でも行けるのに「あぁ、取っとけばよかった」って思うのだけはいや。取っといてよかった。人気の宿みたいです。

宿に行く前に浜辺に立ち寄る。

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じ~っとしていたけれど、、、波に向かって歩き出した!海に行き慣れているわけでもないし、思い出があるわけでもないけれど、こんな大きな自然が柚をじっとさせなかったのかな。ゆっくり、すご~くゆっくりだけど、歩いていたもん。

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海ガメ以下の動きの遅さで、この後向かってくる波により、びしょぬれになりました。笑った。笑われた。

「ウブドの森」

犬連れには申し分ないほどのサービスが充実した宿。部屋にお風呂は付いていないけれど、貸切露天風呂には犬も連れて行けます。

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お部屋はバリ風。木がいっぱいでできている部屋。マッサージチェアまで付いていて、アメニティグッズも充実。

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知らない場所だったりすると、柚はまったくといっていいほど動かない。感覚だけではやはり不安なんだと思う。なので、いつも使っている柚ベッドを持参し、そこに安心してじ~っと寝ていた。

土鍋でご飯はうれしい。コースで出てくる料理は最後まで食べると、もうおなかいっぱい。おいしい。

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バータイムもあり、締めにはラーメンもあり。向こうには広いドッグラン。

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次の日、「桜の里」へ桜を見にいったんだが、柚はこんな感じで( ̄▽ ̄)オ~イ  桜を楽しんでいるかは。。定かではございませんが。

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大室山へのリフトも。。。柚は楽しかったんだか。柚写っていませんが、終始一緒にいました。結構頂上怖いです。4年前に行ったときにはなかった頂上一周20分のコースができていた。しかし、強風のうえ、手すりもなし。わたしは結構好きなのね、このスリル感あるウォーキング。山の頂上をぐるっと歩く気持ちよさ。ちょっと、イギリスのストーンヘンジを思い出した。おびえる家族を残し、私一人、柚抱っこして一周しました。

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旅の最後は街道沿いの食堂で、伊勢えびがどか~んと入った天丼。夢のようなおいしさ。お味噌汁にも伊勢えびだもん。

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前回までの旅だったら、うれしそうに尻尾を振って歩いていた柚。今回の旅はほぼバッグの中でまったく動かない状況。けど、それでも、なんていうのかな。柚自身の表現の仕方が変わっただけで、家族みんなで出かける場所場所すべてに満足そうな顔をしているように見えた。

飼い主のエゴかもしれないけれど、優しい顔をしているように見えたのは確かなんだよな。まるで赤ん坊のようになってしまった柚が今、かわいくって仕方がない。

つい先月までは、そんな柚と元気だったころの柚を思い比べては寂しく思って泣いていたものだ。もうあのころに戻れないのかと思うと、寂しくって胸が苦しくなったものだった。

それがどうしたことか、今はそれがない。慣れたのか。いや、その時期に知らぬ間にけりをつけたのか。もう終わりかも知れないって覚悟した経験からか。

ほぼ動かない柚だけど、牛歩ながらしっかり歩いたり、食べるのだけは以前と変わらず力強かったり、「柚!!」って大きな声で呼ぶとあれ??って顔して首を傾げてみたり。今現在の柚の行動が今までになかったものばっかりだからか、仕草や行動がどれも新しく見えて、それが楽しかったりする。身動き取れずにはまってしまっている柚を発見すると、かわいそうというよりは、「おもしろい」。

飼い始めたばかりのパピーが、歩いた!こっちにきた!みたいな感じかも。パピーとは違う赤ちゃん感。

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家族と一緒に行けてよかった。楽しい楽しい伊豆の旅だった。

◆4月15日(水)18時までの営業です。