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ベッドとネックレスと ┓(´ _ `)┏ [雑談]

柚にと作ってくれたベッド。
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寝心地とってもよさそうです。自宅ではもはやこのベッドでしか寝ないくらい。
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そして、柚のネームタグ。アンティークシルバーの手作り。
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柚はもう散歩しないので、私のネックレスにしました。
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先日クランペットをオーダーされたお二人連れの方たち。会計時にカウンターで。
「私たちの期待していたクランペットと違ったんですけど」と物申す口調で始まりました。
「クランペットっていうのはスーパーで買ってポップアップ型のトースターでこんがり焼いて バターで食べるものですよ」
「もっと硬くてしっかりした生地なんですよ」
ご夫婦なのか、とにかく、カップルのお二人が交互に攻め立ててくる。
   「私が、硬いクランペットが好きじゃないんで」と言いかえすのでせいいっぱいε=( ̄。 ̄;A
そう返してもあちらさんの勢いはとまらない。
「向こうの方はスコーンズとか、パン、、あ、ブレッドとか(なぜかパンをブレッドといいなおされる)家庭で作りますでしょ?クランペッツは家で作るのが難しいのかしら??」と流暢な日本語で どう見ても日本人なわたくしにおたずねになる日本人の方。
  (めんどくさいなぁ)  
   「でも、イギリスのコッツウォルズのカフェで食べたクランペットはうちで出しているクランペットと良く似ていましたよ。やわらかくて美味しかったです」と反論すると
一瞬ひるんだのか、「あ、、、コッツォルズなら、私たちも行きましたよ」と、コッツウォルズに行った行かないの話をしているんじゃないんですけどねぇ。 
そしたら、男性のかた、最後の切り札かの如くご自身のスマホで検索したらしき、クランペットの写真を私に見せ「これがクランペットです!」と訴える。反応のない私に「これがクランペットですよ。」と繰り返す。
私はイギリスのスーパーで売っているクランペットと同じものを作っていると宣言しているわけでもないし、知らない人に「自分の期待していたものと違う」といわれましても。。。作り手それぞれの味だと思うんですけど。
スコーンだって店によって味も食感も違うのと一緒だし。 
実際、まずかったとか、冷たかったとか、味がなかったとか、そういうことならクレームもわかるんですが。 
  
香港で食べた「腸粉」という飲茶がすっごく美味しくって、それをもう一度食べたくって横浜の中華街に食べに行ったんですけど、香港の店のとは違いました。だからって、その横浜のお店の人に「私が期待していた腸粉とちがったんですけど」なんて、おかしなことなんて言いません。
なかなか引っ込まないお二人さん。私になんて言ってほしかったんでしょうか。実際、後ろにも一般のお客さんが控えていらしたので、終わらないお二人の一方的なお話をぶった切りましたけど。 
そんなに硬くて美味しいクランペットがお好きなら、ご自身でおつくりになって、わたくしよりも経験豊富であろうその知識をもって提供されたらよろしいのではないでしょうか。
後ろで笑いをこらえていたらしきスタッフひろえちゃんが一言。「ダッさい」。
 
自分はダサいといわれないように注意しようっと。

デュークと柚の不思議な出来事。 [柚&わたし]

デューク。シェットランドシープドッグ。15歳と8ヶ月。

とっこさんの愛犬。柚の同士?いや、どんな関係だったのかな。仲良く一緒に遊ぶわけではないけれど、同じ空間に一緒にいるのを嫌がらない関係。つかず放れずのいい距離感。

かわいい犬だった。本当に大好きな犬だった。柚もいっぱいお世話になったんだよな。とばっちり受けて、一緒にしかられる羽目に何度も陥れた。けど、柚を、私を好きでいてくれた。

そんなデュークが最後に私たちを呼びつけた。きっと大事な用事があったから。

「お母さんが心配だから一緒にいてあげて。」 

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きっとそう言ったんだよね。不思議な出来事。私の仕事がお休みで、柚もこの日は外出できるくらい元気だった。それをちゃんとわかって、いや、操作していたのかも。大好きなお父さんとお母さん、弟のマーキスに私と柚。みんなに見守られて、その時を迎えた。自分で用意したであろうその瞬間を。

4年位前の写真。

ハンサムなくせになんだか、足りないところが魅力。いじいじした、ちと、情けない感じがかわいくってたまんなかった。

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柚とマーキスとデューク。

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柚もデュークも若くって元気だったな。

年月が経ち、こんな風に切なくなって、寂しくって、胸が苦しくなるなんて。。。このときは思っていなかったな。

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うちの柚。10日ほど前の夜。癌が脳に悪さを始めました。床に響くドスンという鈍い音。見ると、柚が逆さまになって硬直していました。目をちかちかとまばたきし、手足はビーンと伸びてばたばたしました。見たこともない光景。

「今後てんかんのような症状が起こります」と、主治医の先生には予想ではなく、ほぼ確信に近い想定をされていました。でも、柚にはそんなこと起こらないんじゃないかと。。思っていましたが、。予定通り、起こってしまいました。

悲鳴に近い声をあげ、何度も起こる痙攣に、怖くて怖くて、早く朝になってほしいと、柚を抱っこしながら一晩中座ったり歩いたり。。意味もなくその場でぐるぐる回る柚。座ることも、立つことも、横になることもできない状況に、パニックになっているようでした。そうしているうちに待ちに待った朝が来て、タクシーで病院へ。

「運動神経障害が出ている」とのこと。癌の脳への浸潤が進行しているのか。立つことも歩くこともできなくなった柚。もう治療はできない。ただ、今出ている症状を抑えるだけの対処療法。とうとう、こうなってしまった。早い。放射線が終わってまだ一月なのに。

抱っこしないと眠らない、手足がぐにゃっとした柚を抱っこしながら、水分とご飯を与える。柚一人でできていたことが殆どできなくなってしまっていた。

その日から2時間おきに起きる柚との夜を過ごす。またあの痙攣が来るんじゃないかと、夜が怖い日々。でもでも。。。徐々に柚に変化が。自ら動き出そうとする。自分でやろうとする本来の柚が出てきている。自分の意思で前に進もうとしている。

後ろ足はまだ引きずったまんまだけど、そのずった状態で一生懸命前に進んでいる。「私、まだできるよ」って顔して。柚は諦めていないのに、私が諦めようとした。そんな私に見せつけるように不自由な足で前に進む。

それが、それが、

デュークが逝った翌日。

「四足で歩き出した!」

店中のみんながびっくりしていた。ずっていた後ろ足も機能している。段差まで上り下りしている。

そんなことってあるのかな。

デュークに呼びつけられたもうひとつの理由。

柚に用事があったんじゃなかろうか。

「柚ちゃんはもうちょっとこっちの世界でがんばって」って。

ある人はいった。

デュークが柚の悪いものを持って行ってくれたんだよって。

そんな不思議なことってあるんだろうか。でもそうとしか思えないんだよな。

どうして、柚のやつ、急に歩き出したの。まっすぐにしか寝なかったのに、丸くなって寝だしたの。

朝の7時までぐっすり寝れるようになったの。

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デュークと柚の不思議な出来事。

ありがとね、ありがとね、デューちゃん。

粋な事をするね、デューは。

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きっと会いにきてよね。かわいいデューちゃん。


千羽鶴ならぬ千羽ニット [柚&わたし]

こんなプライスレスな贈り物。たくさんの人たちで出来上がったニット。

ひとつひとつのモチーフを違う人たちで編んでいて、それがひとつになった大作。

「千羽鶴のニット版です」とプレゼントされた。

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柚だけでなく、私にまで。

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これプレゼントされた前夜、柚が急変した。これで終わってしまうんじゃないかと覚悟するほどの、まるで悪夢のような一夜だった。そんな夜が明けたこの日、予期しないタイミングでみんながプレゼントしてくれた。

寝不足で泣きすぎで顔がひどい状態のこの日はほぼ、ホールに出ず。人様に見せられる顔じゃなかったから。

みんなの一針一針が集まって、こんな大作に。すごい速さでできたんだと思う。みんな、大切な時間をこれに割いてくれたんだと思う。

ニットカフェの主催者の青山先生。そんな彼女のアイディアに賛同してくれた皆様。どうしましょう。どうしましょうというくらい一生の宝物です。

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ここからオーラが出ているのではないかというくらいのパワーアイテム。気持ちよく寝てる。

歩くこともできなくなっちゃったけど、けど、ちゃんとわかってる。柚は。みんなのはしゃぐ声にうれしそうに顔を傾けていたから。

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わたし用はモデルゆかさんで、こんな感じなんですよ。

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千羽鶴ならぬ千羽ニット。

左に柚。右に私。

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鍼やらなんやら。 [柚&わたし]

本日8日、日曜日と、明日の月曜日のランチタイムはご予約でいっぱいになりそうです。
申し訳ございません。
3時半以降ですと、お席のご用意ができますのでよろしくお願いいたします。

朝からおなかすいた。これら、私の大好物「PAUL」のパンヲレザン(ぐるぐるレーズンパン)とパルミエチョコラ(どでかハートのチョコがけパイ) 
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柚の通院。
放射線治療で通っていた大学病院が終わったので、現在は西洋医学の三宿にある腫瘍専門の病院と、東洋医学の鍼の病院。週のうち二つの病院に通っている。
三宿の病院帰りに寄るカフェ。自転車のかごには柚と買い物の荷物 ( ̄▽ ̄)
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美味しいコーヒーが飲める。柚は入れないので、自転車で待機させ、飼い主は店内にて美味しいコーヒーと焼き菓子を。
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でもちゃーんと、柚が見える位置に座っているのだよ。休日が病院だけで終わるのがいやなんだよね。だから、どっか寄りたい。それもきちんと丁寧なカフェに行きたい。一息入れるのに、自分に必要なことなんだな。柚がどんなに病気になっても。これは私が私である譲れない分野。 
もひとつは週一回の鍼治療。西洋医学でまかなえない部分を補充してもらえる。最近は新しい薬の副作用か、体が冷え、脱水症状を起こしていた。そんな柚、先生に薦められたとおり、鳥ガラスープを水分として補給しております。水は一切飲まなくなっちゃったので。けど、鶏がらスープなら面白いくらい飲んでくれる。一週間分をつくり、ジャムのビンに小分けする。ジャム一瓶がちょうど一日分。
この日は往診に来てくださいました。後ろ足がしびれているせいか、びっこをひいているのに、うれしそうに先生たちのそばに寄って行く。
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鍼をすると調子が上向きになる。目に生気が戻り、体の動きもよくなる。
鍼の間はね、こうやって、柚を抑えているのだ。強くなく、やさ~しくね。温泉につかっている様な感じなんですって。だからとろーんってまぶたが閉じていく。気持ちよさそうに。 
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してあげられることはね、何でもしたい。
なんだか、ずいぶんと弱々しくなっちゃってるけど、相変わらず食欲はもりもり。食べるという行為は自ら行うことだももの。だから食べる柚を見てるの好きだな。力を感じるし、うれしそうな顔してるし。
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こんな顔もするんだね。友人が撮ってくれた最近のうれしい一枚。