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寂しいなって思ってしまう。 [柚&わたし]

美味しいワインと美味しいチョコレートでブログ更新。

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我が愛犬柚が病気になり、そんな状況をブログにアップしてから、いろんな方から声をかけていただいてます。

「ブログ読んでます。がんばってください」「柚ちゃん、うちの犬の目標ですから」

うれしいです。ほんとうに。

そして、良く知ってる方々も、たくさん柚に会いにきてくれて、以前とは調子が変わってしまった柚をたくさんかわいがってくれる。

亡くなってしまったワンちゃんを、まるで柚を通して感じておられるかのように、愛おしそうに柚を抱きしめて、涙をぽろぽろ流されている。。。。 人事とは思えないと、いっぱい励ましてくれる。

自分の愛犬にできなかったことを柚にしたいのかも。。。と手助けをしてくれる。そんな方たちがいる。。。いるのです。

そんな柚、4回の放射線治療が終わって2週間。血液検査の結果は。。先生も笑っちゃうくらい「パーフェクト」。16歳でも、癌でも、うっそだろってくらい、肝臓も腎臓も、ダメージなし。さすがに今回は私も驚きました。

が、しかし。。。ここ数日。ちと様子がおかしい。徘徊までは行かないけど、ぼーっとただその形のまま固まっている。夜も寝れないのか、歩き回ってる。窓辺のカーテンのところではまってたり、キッチンの冷蔵庫の前で身動き取れなくなったり。

寝室で寝ていた私だけど、カチャカチャ床を歩く柚の足音の異変に、キッチンに行くと、勝手口に向かって身動きが取れなくなっている柚の姿が。「なにやってるの?」と柚を抱け上げ、リビングに。この日は久々にリビングに布団を敷いた。眠らない柚が心配で、私も眠れず、一緒にきちんと眠りについたのはほぼ明け方。

歩き疲れちゃったのか、この日の朝はやっと眠りに落ちてる柚を起こすのに気がひける。

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夜中中歩き疲れて寝込んじゃってるんだね。かわいそうに。

どうしちゃったのかな。脳神経にまたいっちゃってるのかな。。。と心配しているところです。でも、今日は閉店後の店内をずいぶんと歩いていました。またほぼ見えなくなってしまったかの様な目で、ここのところ、段差でつまづいたりしていたけれど、その段差を練習するかのように、何度も行ってはやり直したり。上ったり、下りたり。今日はちっともつまづかず、スムーズ。

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そして、帰るころにはやはり、疲れて、スリングのなかで寝落ちてました。

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しばらくはリビングに布団敷いて寝る生活だな。 

先日いつものように閉店後、ごみを捨てに行った。外から見る店内はとっても明るい。そして、入り口には私を探す柚が外を見ている。戻ってきた私と目が合うと「あ!!そこにいたの!!心配するじゃん。」って顔で私を確認すると、す~っと、向こうに行っちゃう。。。。。そんな日常だった。最近までは。

病気になった12月の下旬からそんな柚はいない。私を探して外をきょろきょろ眺めている柚。。そんな柚はもう見れない。。その夜はそんな事実に胸がきゅーんとした。悲しいのとは違う。きっとすごくさびしいのだ。そんなに昔のことじゃないのに、つい最近までのことだったのに。。。それがさびしい。

16年も一緒にいる。赤ちゃんのころの柚を思い出して、さびしく思うことはない。走り回って、やんちゃだったころの柚を取り戻したいわけでもない。今と違うって、強く思い出すのはごく最近のことなんだよね。けど、犬の生きるスピードは速すぎて、あっという間に自分を追い抜いてしまう。老化のスピードなんて本当に速い。

年をとってきた柚を見ているのはかわいいと思っていた。10歳を過ぎ、13歳、14歳、15歳と、年を重ねるごとにかわいさが増していった。でも、ここ最近の急激な体の変化は、病気を抜きにしても、やはり寂しいって思いを否定することはできない。悲しいんじゃない、寂しいのだ。