SSブログ

犬と暮らすということ 

さむいですね~。昨日との温度差はなんたることでしょう。帰りの自転車は手がかじかみました。そろそろヒートテックと手袋の出番かなぁ。 

さて、11月11日ワンワンワンワンで犬の日。ポッキーの日の話をするんじゃないですよ~

朝からラジオで別所さんが「今日は犬の日ですよ」とおっしゃってましたから!

私は子供の頃から犬を飼っている。最初に買ったのは小さなミニピンと、ドーベルマン。その後も大型犬が続き、父がバイクで犬をひいて散歩するのを子供の私たちが自転車で必死に追いかけたアスリート並みの犬の散歩だった。楽しかったなぁ。

その後20代前半で結婚し、家事情もあって犬も飼えなかったけど、30代になり、今の柚を飼う事ができた。つまり、犬のいない生活のほうが少ないんだな、私の人生。

そんな自分の人生、結構波乱万丈で、訳あって仕事をやめ、留学することに。行くなら安くて安全なニュージーランドか、カナダって決めていた。ほぼ決心していたのだが、ある夜見たんですね。ある番組を。

「世界ウルルン滞在記」。 女優の田中美奈子さんがイギリスの動物ボランティアの家に滞在する会だった。何気なく回したチャンネルで流れていた番組。

見入ってしまった。イギリスでは生体を売らない。殺処分をしない。動物保護の団体が虐待と通報を受けた家に出向き、飼い主とペットを引き離す権限を持つ。犬を飼おうとするものは審査を受ける。犬を手にするまでに審査もろもろで数週間、数ヶ月かかるのは普通だと。犬は外で飼ってはいけない。犬を飼うのに十分な収入がある。パピーの場合、日中在宅者がいる。そんな審査を受けて招き入れる犬は決して血統書つきの犬ではないことが多い。

その番組を見てもう次の日には気が変わっていました。「カナダじゃなくってイギリスに行く。」

ある意味私の運命を変えた番組です。ウルルンは。

実際に9ヶ月ステイしたイギリスの家には2匹の犬、ハリネズミ、リス、なんか知らない動物。。。などがいる恵まれた(わたしにとっても)環境。お父さんはRSCPAという動物チャリティーの手伝いをしている人で、よく募金活動などされてる方でした。実際、その家にいたMollyという黒ラブミックスは足も悪い状態でもらわれてきた。私が知っているイギリス人はそんな「五体満足じゃない犬」を積極的に受け入れて飼っている人が多かった。引取りの際にその手術代は補助されるんだそうだ。Mollyは3千円くらいでもらってきたとか。生涯幸せな犬だったと思う。私にとっても一生忘れられない大切な犬になった。

112.JPG

そんなイギリスやヨーロッパでみるカフェの風景があまりにも印象的だった。犬が何気なく飼い主の足元にいる。おしゃべりや読書に夢中になっている飼い主の足元に。

それから数年後、カフェをやりたくなった。愛犬が、大好きな飼い主と一緒にいい時間を過ごせるカフェをやりたいって。

今の私があるのはもちろん、あのウルルン番組のおかげ。そして愛する犬たちのおかげだ。

今日も愛犬柚と一日を終え、一緒に寝られる幸せをかみしめる。のだ。

P7295039.jpg

2013年11月11日夜11時53分。